コロナ禍において人との接触を最小限にする目的で実施されたZOOMを使ったオンライン営業ですが、実際に始めてみると導入当初は僅かに戸惑いはあったものの、非常に有用なツールであることがわかり新たなカテゴリーとして確立された感があります。
電話やメールでは顔は見えませんが、ZOOMであればお互いに顔を見ながらコミュニケーションを図ることが可能で、心なしかお客様と近くなれた感覚がありました。

また、正面のカメラから映された表情から感情を読み取ることができ、プレゼンテーションした内容に興味を持って頂けたのか、それとも全く興味が無いのかなどを掴めるようになり、的確な提案ができるケースも増えました。
その結果、特に若手社員の営業成績が例年と比較して若干伸びる傾向にあり、思わぬ副産物にZOOMを導入した価値を感じたとの意見は社内で多く聞かれました。
その一方で、ZOOMを使用したオンライン営業は実際に対面しないことから、これまでに無かった課題が浮き彫りになったのも事実です。

特に年長者のお客様は未だに実際に商品を見たり手にしたりしながら決めたいという方も多く、細かなディテールを説明した結果、ご理解は頂けつつも最後の最後になって、やはり直に実物を見たいと保留される方もいます。
また、音声や画像の質も大切で、聞き取りにくいと指摘されもう一度説明しなおしたり、画像が見にくいと指摘されることもありました。

特に同時にアクセスが集中した場合に、音声や画像のレートが下がる現象も発生し、最悪の場合は回線が途切れてお客様にご迷惑をおかけしたケースもありました。
現在社内ではインターネット回線の増設やさらに高速なプランへの移行、不安定な無線LANから安定した有線LANにするためにオフィス内の壁面のLAN端子の増強なども検討しています。
いずれにしてもこの状況をビジネスチャンスと捉え、社員一同一致団結し課題を克服して成果を上げたいと情熱を燃やしています。

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