コンテンツやフォーマットの観点からインフルエンサーマーケティングに違いが表れる
InstagramとYouTubeは初めてのリリースから10年以上がたち、インフルエンサーマーケティングのチャネルとしての地位を確立しました。それぞれ異なる強みを持っているので、マーケティング施策の目的に従って最適な方法を選択する必要があります。Mantra Brain社が運営するMarket-Ologyで、InstagramとYouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングの違いについて解説しています。
まず、Instagramの特徴は、若い世代に人気があり、ユーザーのエンゲージメントが高いという点です。一方、YouTubeはより幅広いユーザー層を持ち、検索からコンテンツが見つけられやすいという傾向があります。これらの違いがインフルエンサーマーケティングにも影響を与えます。
流行に強く、多様なフォーマットに対応できるInstagramのインフルエンサー
コンテンツの観点からインフルエンサーマーケティングに違いが見られます。Instagramで活発に活動しているのは、ファッションや美容といったライフスタイルに関連したインフルエンサーです。また、Instagramを得意とするインフルエンサーは、同プラットフォームが提供する異なるフォーマットを組み合わせてコンテンツを作成できます。画像、動画、Instagramストーリー、カルーセルといった投稿を使って、多くのユーザーへリーチすることが可能です。さらに、Instagramは気軽に投稿できる特徴があるので、インフルエンサーの提携に要する予算も低く抑えられる場合があります。
長い動画が得意で、B2B商材の販促に優れたYouTubeのインフルエンサー
YouTubeではゲームやB2B商材といったコンテンツが多く、インフルエンサーがハウツー動画や商品のチュートリアルを公開するのに適しています。インフルエンサーは、より動画編集のスキルが高い人が多い傾向にあり、質の高い長尺のコンテンツにも対応可能です。競争の激しいYouTubeでは費用がかさむリスクもありますが、添付したリンクからWebサイトへのトラフィックを増加できるメリットもあります。
まとめ
InstagramとYouTubeはどちらが良いと明確に区別できるものではなく、自社や商品・サービスの状況によって最適な選択肢が決まります。まずは、どちらかのチャネルに集中して、コンテンツを投稿し、インフルエンサーとの提携を始めてみるべきです。次のステップとして、両方のチャネルに進出し、それぞれの強み・弱みを補完しながら、より効果の高いマーケティング施策を目指すと良いでしょう。
参考資料
https://market-ology.net/instagram-vs-youtube-influencers-which-should-you-choose-for-your-brand-by-grin-influencer-marketing-software-grin-influencer-marketing-oct-2021/
著者:Takayuki Sato