多くのEコマース利用者は、インフルエンサー経由で企業や商品に出会っている

InstagramのインフルエンサーマーケティングはEコマースに大きな影響を与えています。その市場規模は2022年末までに150億ドルに達すると言われ、成長は今後も継続する見込みです。Eコマースのコンサルティング企業Gorgias社が、Instagramインフルエンサーマーケティングについて解説しています。
ミレニアル世代やZ世代に属する人のうち、72%の若者は数人のインフルエンサーをフォローしているとの調査があります。さらに、Eコマース利用者の61%は少なくとも一日に一回はインフルエンサーと関わりを持ち、また、41%は毎週インフルエンサーから新たな企業や商品を発見していると回答しました。これらの数字からもインフルエンサーの影響は無視できないものと言えるでしょう。

インフルエンサーのフォロワー数やエンゲージメント率で予算が決まる

Instagramでは数百万人のフォロワーを有するメガ・インフルエンサーから、数千人規模のナノ・インフルエンサーまで活動しています。企業は、広くブランド認知を高めるのか、特定のセグメントに対してコンバージョンを狙うのか、目的を明確にした上で、協業するインフルエンサーを決定することが推奨されます。
インフルエンサーのフォロワー数や、Instagramキャンペーンの規模、あるいはエンゲージメント率に応じて、その予算が決まってきます。Later社の調査では、66%の企業が投稿あたり250ドル以下のコストを費やし、27%は250~1000ドルを支払いました。

通常の投稿、Instagramストーリー、ライブ動画で商品を案内する

Instagramでは投稿するフォーマットに関して複数の選択肢があります。例えば、Instagramストーリーを用いる場合、インフルエンサーにストーリー動画を投稿するよう依頼し、ランディングページへのリンクを設置してもらいます。その他にも、通常の投稿で商品をタグ付けしたり、ライブ動画でフォロワーへ商品を紹介したりする方法も考えられます。

まとめ

Instagramでは様々なインフルエンサーが活動しています。ライフスタイル・育児・スポーツ・美容・料理など、特に人気の高い業界も存在します。インフルエンサーマーケティングをうまく活用すれば、ブランド認知を高め、顧客との関係性を深め、売り上げを伸ばしていけるでしょう。

参考資料
https://www.gorgias.com/blog/instagram-influencer-marketing-for-ecommerce
著者:Takayuki Sato

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